2011年5月26日木曜日

海外のGrasshopperチュートリアルから

海外では、様々なRhinoやGrasshopperのSNSサイトがあり、情報交換やチュートリアルやサンプルがアップロードされています。
英語ですから敬遠される方もいるかと思いますが、下記のチュートリアルは説明がなくても良く分かります。












ジュエリーデザイナー向けに2つアップされています。
http://www.gjd3d.com/video/defining-a-parametric-weave
http://www.gjd3d.com/video/modeling-a-parametric-rosette

2011年5月23日月曜日

GH サンプル アップロードその9

Grasshopperサンプルその9をアップロードしました。
OrientOnSrf Example サンプルダウノロード

ファイルを解凍すると、2つのGH定義ファイルがあります。これらはRhinoデータを必要としません。
この定義ファイルでのキーポイントは2つです。
1つは、”Surface>Freeform>Surface from Points”コンポーネントによる点群からのサーフェスの作成です。
この例では、点群を”Panel”コンポーネントに入れ、その点群を入力としています。この例では、U列を”7”にしています。このコンポーネントに入力する点群の数は、必ず、U列xV列の数に等しくなる必要があります。



次に、”Transform>Euclidean>Orient”コンポーネントで、ベースサーフェスに配置するオブジェクトを指定しますが、この時、”Surface>Analysis>Evaluate Surface”コンポーネントで、ベースサーフェス上に配置するUV値から、法線方向の平面を取得し、配置する方向を指定します。





この例では、UV値の値を変えてシミュレーション出来る様になっています。
また、配置後のオブジェクトに対して、スケールを実行し、配置後のオブジェクトサイズのシミュレーションも行っています。




このシミュレーションのアニメーションはYoutubeにアップされています。

2011年5月18日水曜日

Voronoi パターンシミュレーション

前回のVoronoi パターンを利用した建築モデリングの補足です

Reduceコンポーネント”の、S-入力に、数値を指定によって、乱数によって削除される点群が変わります。

左の例は、S-入力の、0から100までのスライダーを接続しています。これを変えていくと残される点群が変化してゆきます。

緑色の点が、初期値、白の点群が、乱数で削除されさらに、X-Y方向に乱数で移動させたもの。



ここで、スライダーを右クリックして、コンテクストメニューから、”Animate”を選択すると、スライダーの数値の変化に対応したアニメーション画像を作成出来ます。








画像出力するビュー、解像度、フレーム数を指定して画像を作成します。後は、ビデオエンコーダーを使用して、AVIMPEGファイルを作成します。

もし”Bongo”を持っていれば、Bongoのビデオエンコーダーを使用しても良いでしょう。








数値スライダーの変化によって、ビューのイメージが変わって行きます。






このシミュレーションのアニメーション画像はYoutubeにアップされています。

2011年5月16日月曜日

Voronoiパターンを利用した建築モデリング

今回は、4月28日の大阪のセミナーで紹介したボロノイパターンを利用したモデリングの例を紹介します。

Voronoi Example サンプルダウンロード










ボロノイ図は、良く建築系で使用されるパターンです。
ボロノイ詳細

”Mesh>Triangulation>Voronoiコンポーネント”に、点群を入力しセルの半径指定をするとその点群に応じたボロノイ図を作成します。





では、ここでは多くの点群を扱うために、まず”Vector>Grids>SqGridコンポーネント”で、任意の、MxN列の点群列を生成しておきます。








次に、”Sets>Sequence>Reduce(Randamn Reduce)コンポーネント”と、”Sets>Cull(Cull Index)コンポーネント”を使用して、残す点群をランダムに設定出来るようにしておきます。
減らす数を指定し、ランダムさに関しては、”Reduceコンポーネント”の、S-入力に整数値を指定し、削除するパターンを決めます。





さらに残った点群を”Sets>Sequence>Randomコンポーネント”を使用して、X-Y方向にランダムに移動させます。
生成された点群を”Voronoiコンポーネント”に接続し、好みのボロノイ図が出来るまで調整します。
尚、ここまでのプロセスは外部の点群データを取り込むか、自分で配置しても構いません。




次に、出来たボロノイ図を、内側にオフセットしておきます。
オフセットしたカーブを、全て分解し”Divideコンポーネント”で中点と端点を抽出しておきます。







抽出した点群を、”Crvコンポーネント”で制御点指定の周期カーブを作成します。
前の工程に戻り、点群の数、間引き数、点群の位置、オフセットの距離を気に入ったパターンが出来るまでシミュレートします。






パターンが出来上がったら、一度、Rhinoのオブジェクトとして、Bakeし、さらに形状を調整します。
Grasshopperで出来たパターンのみ使用する場合は、このプロセスは必要ありません。






出来上がった、ボロノイ図を、”Transform>Morph>Map to Surfaceコンポーネント”を使用してサーフェスにマッピングします。
マッピングしたカーブで、サーフェスを分割します。
尚、この工程が、RhinoでApplyCrvコマンドを使用しても同様のことが可能です。