2016年1月18日月曜日

曲率の数値データと方向の取得について

曲面の任意の複数点において、曲率の数値データの取得について

 Grasshopperの「Surface Curvature」と「Principal Curvature」コンポーネントを用いてガウス曲率、平均曲率、最大主曲率、最小主曲率、最大主曲率方向、最小主曲率方向の数値データを取得する方法をご紹介します。



1. 単一の点での曲率値の取得
まず任意の※「Reparameterize」したサーフェスを用意し、「Surface Curvature」コンポーネントに繋ぎ「ParamsInputPanel」コンポーネントにて「ガウス曲率」、「平均曲率」の数値を見ることが出来ます。ここではRhinoのインターフェイス上に表示するために「DisplayText Tag 3D」コンポーネントを使用しています。
※「Reparameterize」につきましては以下リンク先をご参照ください。



同様の操作を行い「Principal Curvature」コンポーネントでは、「最大主曲率」、「最小主曲率」、「最大主曲率方向」、「最小主曲率方向」の数値を見ることが出来ます。

※上記の画像は単一の点を移動し、曲率の値を見ている。


2. 複数点での曲率値の取得
赤で囲われた部分では「SetSequenceSeries」コンポーネントを用いて複数の点を生成している。「Surface Curvatureコンポーネント」及び、「Principal Curvatureコンポーネントに繋げることで、各サーフェス上の複数点の曲率値を取得することが出来ます。



※上記の画像はサーフェス上の点を複数生成し、曲率の値を見ている。